論理関数のまとめを作りました!
下記を参考にしています。
論理計算について
まずは論理関数ではなく、論理計算から見ていきましょう!
論理関数を使う上で大切な要素です。
計算式が正しいか、間違っているかを判断する計算式です。
SUM([個数]) > 1000
上記式は個数が1000より大きいときにTRUEを返し、小さいときにFALSEを返します。
TRUEが正しい、FALSEが間違いというわけです。
他にも
SUM([個数]) = 1000→1000ならTRUE
SUM([個数]) <= 1000→1000以下ならTRUE
SUM([個数]) => 1000→1000以上ならTRUE
このようになります。
複数条件の場合
複数の必要条件がある場合はANDでつなぎます。
※どっちも絶対な場合。
SUM([個数]) > 1000
AND
SUM([売上]) > 10000
十分条件の場合はORでつなぎます。
※どっちが当てはまればいい場合。
SUM([個数]) > 1000
OR
SUM([売上]) > 10000
比較演算子一覧
演算子 | 役割 |
---|---|
== or = | 等しい |
!= or <> | 等しくない |
> | より大きい(その数値を含まない) |
>= | 以上(含む) |
< | より小さい(含まない) |
<= | 以下(含む) |
=と==の違い
Tableau的には特にないです。
プログラミング言語でよく、=は代入、==は比較として使われますが、Tableauの仕様上は関係ないです。
含む場合としたい時はCONTAINSを使う
CONTAINS("文字", "含む文字")
これで含む場合はTRUE、含まない場合はFALSEを返します。
↓詳しくは
論理関数の基礎編
よく使うものだけピックアップ!
IF (イフ)…条件に応じた結果を返せる
IIF(アイイフ)…2択の場合に使える
CASE(ケース)…1つの項目に対して多分岐する
ZN(ゼットエヌ)…NULLの場合は0を返す
IFNULL(イフヌル)…NULL限定のIF
IN(イン)…リスト判定に使える
IF (イフ)…条件に応じた結果を返せる
条件に応じた結果を変えることができます。
IF:もし○○なら
THEN:条件通りなときは●●
ELSEIF:もし□□なら
THEN:条件通りのときは■■
ELSE:どの条件に合わないなら××
END:終わり
具体的に書いてみると
IF [都道府県] = “東京”
THEN “都”
ELSEIF [都道府県] = “北海”
THEN “道”
ELSE”県”
END
こんな感じです。
一番使う関数だね!
詳しくは↓
IIF(アイイフ)…2択の場合に使える
IFと違ってこっちは2択です。
IIF ( [人口] <= 10000, “少ない” , “多い” )
IIF(論理計算,TRUEの場合,FALSEの場合)となります。
個人的にはそんなに見やすくないので使わないです。
CASE(ケース)…1つの項目に対して多分岐する
多分岐できます。
これは見たほうが早いです。
CASE [国名]
WHEN "日本" THEN "アジア"
WHEN "中国" THEN "アジア"
WHEN "アメリカ" THEN "北アメリカ"
WHEN "フランス" THEN "ヨーロッパ"
ELSE "その他"
END
こんな感じに区分けできます。
CASEの後に項目を置くのが特徴です。
WHENの後には条件、THENの後には結果です。
柔軟性はIFに劣りますが、見やすいことで人気らしいです。
ZN(ゼットエヌ)…NULLの場合は0を返す
ZNはNULL専用です。
NULLの時だけ0を返します。
それ以外はそのまま返します。
AVG(ZN([個数]))
↑みたいに使ったりしますね。
ISNULL(イズヌル)…NULLの場合にTRUEを返す
NULLの時にTRUEを返します。
地味に使います。
IF ISNULL([課名])
THEN [部署名]
ELSE [課名]
END
課のデータがNULLの場合は部署を代わりに取ってくるみたいなこともできますし、普通にNULLを条件にしたい時も使えて便利です。
IFNULL(イフヌル)…NULL限定のIF
対象がNULLの場合の値を指定できます。
IFNULL([課名],[部署名])
IIFのNULL限定バージョンですね。
IFNULL(NULLかどうか判定する項目,NULLの場合に返す値)
NULLでない場合は、値がそのまま返されます。
IN(イン)…リスト判定に使える
値が指定のリストと一致するか確認することができます。
[ID] IN (10, 15, 20)
↑の場合だと、IDが10,15,20の時TRUEを返します。
つづく
次回は集計関数について解説しています!
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