【基本情報技術者試験はノー勉で受かるのか?】実際に受けて考えてみた

資格試験というものは、なぜか申し込みをピークにモチベーションが下がり続ける不思議なイベントです。
受験者のうち半分は受けもせず、さらに受けた人のうち3割はノー勉です(たぶん)
なので、ノー勉のまま受験した場合に受かるのかどうかというのはとても需要のある視点なわけです。

ごり丸

ここまで(1週間前)来たら勉強しないほうがコスパいいよね!

ごり子

あがけや

今回は、ほぼノー勉(10時間未満)で基本情報技術者に受かった自分の経験をもとにその対策を紹介します。
※情報系でも経営系でもない文系卒です。

結論から先に言うとノー勉受験はギリギリなら受かる可能があります。

令和5年以降の改定を前提に書いています。

目次

大前提勉強はしたほうがいい

大前提として、申し込んだのなら勉強してください。
100時間とか200時間を必ずやれとは言いません。
せめて50はやりましょうよって話です。
それが資格試験のマナーです。




と、数か月前の自分に言いたいです。
試験中に後悔が止まりませんでした。(会社の人に落ちるわけがないと豪語した手前逃げることもできず)

一応参考書は買ってたんですけどね笑↓

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私の結果

反面教師にしてください。

午前はいいとして、午後は60点代なのでぎりぎりです。(午前午後ともに60以上が合格)
令和3年よりスコアレポートの結果が、最終得点となるためこれ以上の上下はありません。
(配点は問1が20、問2~5が15、問6~は25点です)

アルゴリズムの問題には1時間以上費やして完璧にしたつもりで48%、、、、
仕事でそこそこ使うデータベースが43%、、、、

システム戦略がなかったら落ちていたことでしょう。(めちゃくちゃ簡単でした)
もし令和4年に受ける人がいるなら、マネジメント・ストラテジ科目+表計算を全力でやるのがおすすめです。
時間さえかければ満点いけます。(マクロも疑似言語なので知識いらない)
40点ありますから、それでほぼ合格圏です。

あなたはノー勉で受かる人?

多少時間があるなら過去問解いてみてください。

↑で無料でやれます。
1発目から60点以上とれたらなら、その日の調子次第で受かります。
60点以下だった人は下記の戦略をとって何とかしのぎましょう。

ガチのノー勉者のとるべき戦略(A試験)

ノー勉なのに対策って変な話ですが、受けてみてやりようはあるかなと感じました。

テクノロジ系が50問
マネジメント系が10問
ストラテジ系が20問の計80問が午前試験です。(150分)

令和5年からは午前試験はA試験にリニューアルされ、80問→60問と簡略化されます。(90分)
なので今回は60問前提でいきます。
比率から想定するに
テクノロジ系が37問
マネジメント系が8問
ストラテジ系が15問
となるでしょう。(たぶん)

戦略①:午前(A試験)のテクノロジ以外は気合でいける

マネジメントとストラテジは知識なくても雰囲気で解けます。(連想ゲームに近い)
その時の集中力しだいです。
時間の半分はここに充てていいです。
なので8~9割とりましょう。

そんなに取れるの?と思うかもしれませんが、実際の問題を見てもらえれば大丈夫な気がすると思います。

エンタープライズアーキテクチャを構成するアプリケーションアーキテクチャについて説明したものはどれか。

ア:業務に必要なデータの内容,データ間の関連や構造などを体系的に示したもの
イ:業務プロセスを支援するシステムの機能や構成などを体系的に示したもの
ウ:情報システムの構築・運用に必要な技術的構成要素を体系的に示したもの
エ:ビジネス戦略に必要な業務プロセスや情報の流れを体系的に示したもの

基本情報技術者平成31年春期 問61

エンタープライズアーキテクチャの知識0でも、アプリケーションは普通にアプリだし、アーキテクチャは建築ぽいので文脈から設計、様式みたいに読み取れます。
つまり、アプリ設計ないし様式です。
アはデータなので違う、イはそれっぽい、ウもそれっぽい、エは業務プロセスなので違います。
イかウですが、ウはよく考えれば”構築・運用に必要な技術的構成要素”といっているのでそれをアプリと呼ぶのはなんか変です。

なのでイが答えです。

これで最低でも18点確保できました。
合格ラインは36点なので、すでに達成率50%です。

テクノロジは無理

勉強せずにテクノロジに挑むのは無謀です。
IT系の仕事していても正攻法では無理です。

ではどうすればよいか?

戦略②:計算や回路図は知識がなくても解ける

単純な計算問題や回路図の問題は頑張れば解けます。
なぜなら計算は気合の問題ですし、回路図は説明が必ず載っているからです。
頑張ればいけます。
これで3~5問とれます。

戦略③:リスク系やセキュリティ系はちゃんと読めば解ける

リスク管理系や、セキュリティ系は現代人なら感覚で解ける問題が多いです。
専門用語の可能性を差し抜いても4~5問とれます。

戦略④:知識がなくても2択までは絞れることが多い

どんな試験にでも言えますが、まったく答えがわからなくても意外と2択までは絞れがちです。
体感5割ぐらいは絞れる感じがしました。
つまりテクノロジの5割は正解率は50%です。

(37-4-4)*0.5=14.5
14.5*0.5=7.25

7点とれますね。

戦略⑤:そもそも4択なんだから25%は取れるはず

4択なのでは適当にやっても2~3割は取れるはずです。
運がないときもあるでしょうが、まぁ大丈夫でしょう。
適当にマークしましょう。

(37-4-4-14.5)*0.25=3.625

これで3点取れましたね。

よって合格

戦略①:18点
戦略②:4点
戦略③:4点
戦略④:7点
戦略⑤:3点

合計36点
合格ですね。

ガチのノー勉者のとるべき戦略(B試験)

基本情報は午後が鬼門と言われてきました。

まずは令和4年までの方式を見てみましょう。(150分)

問題必須or選択配点
問1:情報セキュリティ必須20点(大問)
問2~5(いろいろ)選択215点(大問)
問6:データ構造及びアルゴリズム必須25点(大問)
問7~11:ソフトウェア開発(プログラム言語)選択125点(大問)

次に令和5年以降(90分)

問題配点
データ構造及びアルゴリズム50点?(小問各5点)
情報セキュリティ50点?(小問各5点)

小問というのは1問完結型の問題ということです。

基本情報技術者試験 科目 B のサンプル問題

↑見てもらえばわかるんですが、なんかいけそうじゃないですか?

疑似言語だからプログラム経験あってもよくわからん

プログラミングというのはコピペとエディタの予測変換なしではできません。
なぜなら忘れるし、暗記は効率が悪いからです。

疑似言語+試験となれば現役だろうが情報系卒だろうがみんなよくわからん状態で受けているわけです。(もちろんノー勉組の話に限りますよ)

結局国語力

時間いっぱい使って読みこみましょう。
全部解ききれば60点ぐらいは取れます。
受験の時の現代文を思い返してください。
時間さえあれば60点ぐらい余裕だったでしょ。

死んでも落ちないという気合で臨みましょう。
絶対途中退出はダメです。

もちろん落ちる可能性はある

受かるときもあれば落ちる時もあります。
でも、落ちたらまた受ければいいでしょ。
試験中だけ命を懸けて、終わったらそんなこともあったねくらいに済ましておきましょう。

遅くとも翌日にはスコアレポートが届く

早ければ当日、遅くとも翌日(夜中に届く場合も)にはスコアレポートが届きます。
それで合格かどうかわかります。
不正をしてなければ60点以上で合格確定です。

勉強しよう!

時間ある人はおとなしくキタミ式買って勉強しましょう。
過去問は過去問道場でOK!

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まとめ

・ノー勉で基本情報は受からないことはない
・過去問やっていきなり60点超えれたら可能性高
・ダメならダメなりの戦略を取ろう!

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